EPSホールディングスと亀田総合病院 包括的連携協定に関する契約を締結
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2022.07.28 ニュース
1.本契約の背景と目的
EPSHDとそのグループ会社(以下、EPSグループ)は、かねてよりCRO*1・SMO*2業務等の医薬品、医療機器の臨床開発業務において、特にがん領域に強みを持ち、全国の主要な医療機関やアカデミアが実施する臨床試験等の支援を行って参りました。特に直近では、バーチャル治験に積極的に取り組み、臨床試験の効率化や最適化に貢献するとともにデータベース研究やレジストリ構築の支援等やAIの活用およびビッグデータへの対応も行って参りました。また、創薬事業及び創薬支援事業を開始し、アカデミア及び国内外のバイオベンチャー発シーズの開発企画を含む臨床開発支援及び国内外でのマーケティング支援事業を開始致しました。
亀田総合病院は、千葉県南部の基幹病院として、地域医療に貢献するとともに、優れた人材を確保の上、高精度機器を導入・駆使し、全国においても競争力を有する高度急性期医療を担っております。また、1995年より世界に先駆けて電子カルテシステムの本格運用を開始した実績を持ち、医療における徹底した情報活用を推進する国内でも希有の存在として知られています。なお、Newsweekが毎年発表するよい病院の世界ランキング「World's Best Hospitals 2022」において、日本の病院では第3位と世界的にも評価されております。
一方、臨床試験における環境は、リアルワールドデータを活用した新たな臨床試験の手法の導入、ITを駆使したバーチャル試験による効率化、デジタルデバイスの臨床試験への応用等、臨床試験を取り巻く環境は昨今大きく変化しています。
このような環境変化の下、亀田総合病院が持つ屈指の医療リソースとEPSグループが持つCRO・SMO機能及びバーチャル治験及びビッグデータ構築のナレッジを活かし、包括協力関係の下、下記のように臨床試験を始めとするヘルスケア関連のテーマについて共同で検討していくことに合意いたしました。これらの取り組みにより得られたノウハウや経験を活用し、将来的に他の医療機関への展開・応用を試み、日本の医療・臨床試験の効率化やデジタルトランスフォーメーション推進に貢献して参ります。
2.協力して検討する取り組み
以下のテーマに関して、共同で検討を開始します。
(1) リアルワールドデータの利活用やデジタルデバイスを用いた臨床研究の促進
(2) バーチャル試験実装等のデジタルトランスフォーメーションの推進
(3) 人材育成における教育研究の相互活用
(4) 海外企業、ベンチャー企業等の臨床試験の拠点としての協力
(5) 日本と中国・アジアにおける医学・医療の交流に係る協力体制
(6) 臨床試験の実施基盤体制の強化
【EPSホールディングス】
1991年CROのパイオニアとして創業以来、開発から育薬、マーケティング、販売、コンサルテーション等のソリューションに加え、ビッグデータ&AI、再生医療などへの取り組みで製薬、医療機器関連企業、病院・クリニック、アカデミアへ新しい価値を提供するヘルスケア・ソリューション・プロバイターです。2021年より創薬事業を開始し、アカデミア及び国内外のバイオベンチャー発シーズの臨床開発支援及び国内外でのマーケティング支援事業を開始致しました。
【医療法人鉄蕉会 亀田総合病院】
亀田総合病院は、1948年に設立され、南房総全体を一次医療圏として地域医療に貢献するとともに、全国区でも競争力をもつ医療機関として高度急性期医療を推進してきました。「全ての人々の幸福に貢献するために愛の心をもって、常に最高水準の医療を提供し続ける」ことを使命とし、中期経営計画において目指す「世界最高レベルの医療」に向け、コロナ禍においても迅速かつ柔軟な医療提供を続けています。
*1:CRO(Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関))
*2:SMO(Site Management Organization(治験施設支援機関))
【本件に関するお問い合わせ先】
EPSホールディングス株式会社 広報室
E-mail:pr@eps.co.jp