株式会社ケプロの解散について

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 EPSホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:厳 浩、以下「EPSHD」)は、株式会社InfoDeliver(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:尚 捷、以下 「InfoDeliver」)と設立した合弁会社 株式会社ケプロ(以下「ケプロ」)が2023年3月31日で解散されましたことをお知らせいたします。

1. ケプロ設立と解散の経緯
 EPSHD は、CRO*1、SMO*、CSO*をコアに医薬品・医療機器開発におけるアウトソーシングビジネスを展開してきました。
 InfoDeliver は、幅広い事業領域における、20 年以上の BPO 事業の経験とシステム開発力を活かし、お客さまの共創パートナーとして、DXの実現に寄与する様々なソリューションを提供しています。健康関連の領域においても、2016 年に歩行速度を測定するスマートフォン用のアプリを開発し、自治体、大学、医療機関、保険会社等に提供してきました。

 EPSHDとInfoDeliverは、2021年4月に、健康の増進、健康寿命の延伸等に寄与するサービスの事業化を目的とした合弁会社 ケプロを設立いたしました。
 設立後は、EPSHDが医薬品・医療機器開発事業で培ったヘルスケア領域における知見と、InfoDeliverのシステム開発力を活用し、InfoDeliver の持つ歩行速度測定アプリをフレイル*4・認知症・メンタル不調等の早期発見や予防に繋げる事業を展開させるべく、ともに取り組んでまいりましたが、この度、EPSHDの未病・予防等領域事業の再編に伴い、ケプロを解散する運びとなりました。
2. 今後の展開
 ケプロは、アカデミアの協力のもと、歩行速度測定アプリから得られたデータを用いて、歩行速度とフレイル・認知症・メンタル不調等の症状との相関を研究してまいりました。
 ケプロ解散後は、EPSHDがこの研究を引き継いで支援を行い、事業化を検討してまいります。

 今後もEPSHDは、未病・予防等領域事業を新たなサービス事業展開の柱と捉え、従来の枠を超えた新しい価値の提供を目指すとともに、ヘルスケア産業全体のソリューションカンパニーを目指してまいります。
*1:CRO(Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関))
*2:SMO(Site Management Organization(治験施設支援機関))
*3:CSO(Contract Sales Organization(医薬品販売業務受託機関))
*4:高齢になることで筋力や精神面が衰える状態をさし、健康な状態と要介護状態の中間に位置する段階
 
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