業績の概況

2020年9月期 決算概要

当連結会計年度においては、医療機関においても新型コロナウイルスへの感染リスクから来院患者数が減少することによって被験者の獲得に遅れが生じるなど、臨床試験の進捗に影響がありました。また、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため医療機関への訪問規制が行われたことにより、これまで通りの活動が困難となり、一部の業務でオンライン化やリモートで対応をしました。
国内事業において、CRO(医薬品開発受託機関)事業は前期、好採算なモニタリング案件および大型臨床研究が終了した影響がありました。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、CRO事業、SMO(治験施設支援機関)事業を中心に新規案件の開始が遅延したり、被験者の来院減少の影響を受けました。
海外事業において、益新事業は中国における薬品管理法改正に伴い、製造ラインを一時的に停止したことによる出荷への影響、Global Research事業は大型案件が前期終了した影響などがありました。
その結果、連結売上高は、対前年同期比3.4%減の66,689百万円となりました。
連結営業利益は、グループ全体でコスト削減に努めましたが、売上高減少の影響を受け、対前年同期比27.5%減の4,553百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、のれんの減損損失および投資有価証券評価損を計上したことなどにより、45.1%減の1,995百万円となりました。

売上高

営業利益

親会社株主に帰属する当期純利益

1株当たり当期純利益

ページトップへ

セグメント別概況

国内事業概況

CRO事業は、取引先とのアライアンス契約が順調に進捗しており、引合いも活発であることから、高い稼働率で推移しています。当期は、新型コロナウイルスの影響により試験の進捗に遅れが生じたことなどにより、減収減益となりました。
SMO事業は、被験者の来院が徐々に回復していますが、以前の水準まで戻らず、売上・利益に影響がありました。
CSO事業は近年続いた製薬業界のMR削減に起因するコントラクトMRへの需要低減が一巡し、引合いも回復傾向にあるとともに、リモートで対応しながら活動を維持したことなど、メディカルコンタクトセンター事業は、例年に比較して高収益なスポット案件の受託が多かったことから計画を超過しました。

売上高

営業利益

海外事業概況

Global Research事業は、前期に大型案件が終了したこと、既存案件の中止、およびグローバルCROとの競争激化により、新規受託が低調であったことから大幅な減収減益となりました。
益新事業は、製品関連事業において、中国のグループ会社においても製造ラインを一時的に停止したことが影響や、新型コロナウイルスの影響で中国国内においても、医療機関への来院患者が引き続き減少していることから、需要低下の影響を受けました。

売上高

営業利益

株主還元について

利益配分は、将来の事業展開と収益力向上に向けて企業体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、継続して株主の皆様への利益還元を充実させていくことが経営の重要課題であると考えています。
当事業年度の期末配当は、10円としました。これにより、中間配当1株につき10円と合わせ、年間配当金は1株20円となり、当事業年度の配当性向は、連結ベースで45.1%となりました。

株主還元グラフ

ページトップへ

2021年9月期 通期の見通し

2021年9月期は、中期経営計画における最終年度になります。2019年11月7日に公表した修正計画においては、連結売上高800億円、連結営業利益80億円としていましたが、新型コロナウイルスの影響などの外部環境もあり、以下の計画としました。
なお、新型コロナウイルスに対する影響については、臨床試験の進捗や、医療機関への訪問規制などの動向について現在の状況で推移するものと仮定し策定しています。

2021年9月期の連結業績予想

  金額(百万円) 当連結会計年度比増減率(%)
売上高 69,800 4.7
営業利益 4,800 5.4
経常利益 5,000 0.4
親会社株主に帰属する当期純利益 2,600 30.3

ページトップへ