トータルソリューション事業「IRO事業」の本格スタートについて
~ドラッグラグ・ロスの解消と海外バイオテック企業の日本市場参入を促進~

0

 EPSホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:厳 浩、以下「EPSHD」)は、海外バイオテック企業や国内ヘルスケアベンチャー企業へのトータルソリューション事業「IRO(Innovative Research Organization)事業」の展開を本格的にスタートさせたことをお知らせいたします。

1. IRO事業とは
 IRO事業は、クライアントとなる海外のバイオテック企業や国内ヘルスケアベンチャーからニーズの高い事業計画立案支援(海外バイオテック企業の場合は日本への事業進出支援)、出口戦略立案支援(提携企業へのライセンスアウトを含む)、パイプラインごとの開発企画コンサルティング、非臨床・臨床試験のコンサルティング、CMO探索支援、流通・販売・マーケティング支援など、従来のCRO業務にとどまらないトータルソリューションを提供する事業です。
 EPSHDは2022年のIRO事業設立以来、国内ヘルスケアベンチャー企業にIRO事業のトータルソリューションを提供してまいりましたが、このたび事業の対象を海外バイオテック企業にも拡大し、本格的に展開をスタートさせました。
2. 背景と概要
 昨今、ドラッグラグ・ドラッグロスが日本国内で喫緊の課題となっており、その背景の一つとして、日本の治験手続きや薬事規制の煩雑さ、アカデミアを含む治験実施体制の日本独自の仕組み等が海外バイオテック企業の日本市場参入のハードルを高いものにしていることが挙げられます。
 この度のIRO事業の事業対象拡大ならびに本格展開スタートは、海外バイオテック企業の持つ上記課題を解決し、日本市場への参入を促進することで、ドラッグロスの解消にも寄与するものです。
 直近では、EPSHDのグループ会社であるEPS創健医薬発展株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:黒沼 宏輔)が、IRO事業として日本で初めて、複数の中国新興バイオテック企業と、日本における事業展開、臨床開発に関するコンサルティング契約を締結し、EPSグループ各社と連携しながら、IRO事業によるトータルソリューションの提供を開始しております。
3. 今後の展望
 EPSHDは、海外バイオテック企業の日本進出支援および国内ヘルスケアベンチャー事業支援であるIRO事業を今後大きく伸長させる方針であり、中長期的な事業規模として数十億円から100億円を見込んでいます。
 IRO事業の海外展開を積極的に加速させることにより、海外バイオテック企業の日本参入、および日本のドラッグラグ・ドラッグロス解消に貢献してまいります。
【EPSホールディングス株式会社】
 1991年CROのパイオニアとして創業以来、開発から育薬、マーケティング、販売、コンサルテーション等のソリューションに加え、ビッグデータ&AI、再生医療などへの取り組みで製薬、医療機器関連企業、病院・クリニック、アカデミアへ新しい価値を提供するヘルスケア・ソリューション・プロバイターです。2021年より創薬事業を立ち上げ、アカデミア及び国内外のバイオベンチャー発シーズの臨床開発支援及び国内外でのマーケティング支援事業を開始致しました。

【EPS創健医薬発展株式会社】
  EPS創健医薬発展株式会社は、日本と中国・アジアをつなぐ医薬品・医療機器等開発を柱とした事業支援会社として①「日本のヘルスケアベンチャーおよび日本への事業進出を企図している中国・アジアの新興バイオテック企業に対する事業支援(出口戦略としてのライセンスIN/OUT支援を含む)、パイプラインごとの開発企画コンサルティング」 ②「日本の製薬会社を対象とした中国への進出をサポートする臨床試験関連サービス」等を通じて、日本のヘルスケアベンチャー、中国およびアジアの新興バイオテック企業へのOne Stop Solutionを提供する創薬支援事業を展開しております。
  • この記事をシェアする